塗装や修繕にかかるお金を節約したいと考える人はたくさんいます。そのような人たちが選ぶ手段として、たとえ必要性があっても限界まで放置するということが挙げられます。できるだけ実施の時期を遅らせることによって、塗装や修繕の頻度を少なくしようというのが狙いです。しかし、この方針はかえってコストが高くなりがちなので注意しましょう。状態の悪いままで放置することにより、建物自体が傷んでいくことになるからです。
雨風や日光によって受ける負担のせいで、建物の状態が悪くなっていきます。その結果、台風や地震などによる破損のリスクが高まるので要注意です。大規模なリフォームが必要となってしまい、単なる塗装よりもはるかに高い費用がかかることになるでしょう。すなわち、コストパフォーマンスの観点では、早めに実施することには大きなメリットがあるといえます。他の言い方をすると、早期の塗装の利点は建物の寿命を延ばすことに他なりません。
乾燥時間は下塗りを塗り、上から2回中塗りし、中塗りを塗って3回目の上塗りするそれぞれの間の乾かす時間のことを言います。目安として指の腹でこすり、塗膜にしわやめくれなどが出ない状態です。塗られて乾かし密着することによって性能を発揮することができ、塗った後十分乾かさなければいけません。塗料は乾かない状態で塗ってしまうとトラブルを起こすことがあります。
工事は湿式工法になるので下塗りや中塗り、上塗りできちんと乾かしてから次工程に移ることになり、塗料毎に乾かす時間が決められています。塗料を乾かすには時間がかかりますが、この時間を守らないといろいろなトラブルに繋がるのです。時間を守らないことで起こるトラブルには膨れや剥がれなどがあり、外壁塗装をする場合は水性や溶剤系などの塗料をよく使用します。外壁塗装の現場においてよく水性塗料が利用されますが、水性塗料は水分でできていて水分を蒸発させ残った樹脂を使って塗膜を形成することが可能です。乾燥する前に次の工程に移ると下塗りに残っている水分が次の中塗り塗料に吸収され、塗膜形成不良を引き起こすことになります。形成不良が膨れや剥がれなど原因になるので注意が必要です。